Works
ドキュメンタリー映画
再起~私が戻りたい場所~
「車椅子タレント」ではなく、「タレント 麻生真里」として在り続けたいから、
私は下ネタを歌い続ける・・・。
約5年ぶりの新作ドキュメンタリー映画がついに完成!
監督 撮影 編集
自主制作映画
障がい
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あらすじ
タレントの麻生真里さん。人を楽しませることが大好きで、得意の下ネタで笑いを届けてきた。活動も軌道に乗り始めた矢先、交通事故に遭遇。“99%は助からない”と言われていた状況から奇跡的に生還した。ただ、一生を車椅子で過ごすことを余儀なくされた。 車椅子での活動になっても、今までと変わらない自分を表現したい。彼女はそう思っていたが、現実には高い壁があった。それでも、彼女は今でもあるがままの自分を表現し続けている。その原動力は何なのだろうか。彼女が目指している未来を探るべく、カメラが潜入した。
STAFF
監督・撮影・編集:本間 洸貴
語り:やぶさきえみ
スチール(ポスター):井岡
録音(語り)・MA:佐藤 健太
私が初めて麻生さんと出会ったのが、この作品の撮影がスタートする約2年前でした。
車椅子での生活になってから気づいたこと、その経験から生まれた価値観や、今後作っていきたい社会の在り方など、色々とお話ししてくださいました。
交通事故により、ある日突然、車椅子での生活となった麻生さん。
世間が定義する「障がい者」という枠組みに入った途端に、今までやっていたバラエティの仕事も無くなり、得意としていた下ネタも披露する場が無くなってしまった。
本来自分らしさって、どんな姿になっても変わらないはずなのに、それを受け入れてもらえない世の中って何なんだろう。そんな着想から今回の制作がスタートしました。
当初は特にドキュメンタリーを作るとか、そういう形で会ったわけではなく、「一緒に何かできると良いですね」といった形でした。
ただ、私が麻生さんと話していく中で、自分が今後映像を通して伝えていきたいことと、麻生さんがタレント活動を通して伝えていきたいことが、どこか共通する部分も多いなと感じていました。その中で特に一番印象に残ったことが「健常者」「障がい者」という枠組みにとらわれず、各々がやりたいことを実現できる社会にしたい」ということでした。
タレントと映像クリエイター、やっている仕事は違うけれど、その活動をしている根源は一緒ということが分かり、麻生さんの普段の活動の様子を撮り続けることで、自ずと自分が映像を通して伝えたいことが伝えられるのではないか?と感じました。そして初めてお会いしてから1年経ったある日、私の方から「ドキュメンタリーを撮りませんか?」とお誘いして、撮影がスタートしました。
ちなみに、今回の作品で一番意識したポイントが、”下ネタ”と”麻生さんの芯のある真面目な部分”のバランス感でした。このバランス感をどうするかが、今回一番悩んだポイントでもあり、意識したポイントでもあります。麻生さんをこの作品で初めて知る方へ、どれくらいのバランス感にすれば彼女の魅力が伝わるのか、その辺りを制作中はずっと考えていました。
ぜひその点にも注目しながら観ていただけると嬉しいです。


